Column
コラム
貸主様が行うべき賃貸不動産管理業務は part②
前回は、貸主様が不動産管理をしていく中で、どのような業務があるのか抜粋してご紹介させて頂きましたね。
不動産に対する見方は年々にフロー(売買益)からストック(運用益)重視へ変化し、賃貸住宅のリフォームを重視するようになり、賃貸不動産を取得するオーナー様が増えてきているように思います。
それに乗じて、不動産管理会社が増えました。
不動産管理は経験のない方でも難しい事ではないのですが、年々かわる不動産流通の情報や設備やリフォーム事情などなど、普段の生活では知り得る事の出来ない情報等をもっているのが不動産管理会社です。
そのような業者にアウトソーシングすることによってより良い不動産管理を考えた場合、どのような事に注意していくべきかをご紹介致します。
不動産管理の業務の質が向上するのに伴い、従来の建物管理・賃料集金中心の管理から、オーナー様の資産を預かり、最大限の収益をもららす資産管理へと移行しています。ですから、管理会社のマネージメント能力が、オーナー様の資産を良好な状態を維持させる大きな要因となります。
マネジメント能力の見極めといってもどのように選べばよいか。
以下にあげる要素はほんの一部ですが、大事な事なので参考にして頂ければ幸いです。
※顧客満足度の向上とトラブル予防をどのようにしているか
賃貸借契約書や特約事項、そして入居のしおり等を整備して、入居中でのトラブルを予防し、借主様や近隣住民の方との関係を良好に保ち、住環境を快適なものにするようにしているか。
例えば、現在管理している不動産の建物の設備や美観・防犯、そして、適切な清掃や修繕、改修など。そして、クレーム等に対する適切かつ迅速な対応をしているかなどなど。
これを見極めるには、身近にある賃貸不動産の共用部分や入居者のモラルを観察すれば見えてくる事もありますよ。
そこから、ある程度選定していくつかの管理業者に相談をし、どのようなプロパティマネジメントをしているのか相談をかけ、管理を委託する事も不動産の資産価値をあげる方法ではないでしょうか。
相談の際には、
※資産有効活用の促進、安全維持と最大限の収益確保を実現するためのプロパティマネジメントができているか。
※透明性の高い説明と報告ができるのか。
※会社の基盤、そして経営者と従業者の品位、資質、知識と業務遂行能力があるのか。
※年々かわるニーズや新たな経営管理手法の研究と提案ができるのか。
※能動的、体系的管理の継続ができるのか。
※善管注意義務の遂行、公共の福祉と社会貢献度
※リスクマネジメントが出来ているか。
などの高度な道徳と倫理、社会的信用性、高度な専門知識、業務遂行能力が大切であると考えます。