Column
コラム
離婚における慰謝料
相手の不貞などでの離婚の場合、精神的苦痛などで支払われるのが『慰謝料』である。これは税法では非課税となっています。金品の受け渡しがあっても贈与としてとらわれないのかと疑問がわく方もいるでしょう。では、なぜ非課税なのか...それは夫婦の財産は夫婦で協力して築き上げたものであり、財産の名義が片方のものであっても相手の持分が混じっているはずです。離婚をきっかけとして持って行くだけでなので贈与ではなく『財産分与』として考える。しかし、相手に対しての慰謝料を捻出するために建物や土地を他人に売却すると、譲渡所得税が課税されることになるし、慰謝料のかわりに建物や土地で代物弁済をした場合にも譲渡所得課税される。