Column
コラム
23年度に修正された税制改正
平成23年度の税制改正については法人税の引き下げや相続税の基礎控除の見直しが見送られました。震災に被害にあわれた方の事を思うと有効に使って頂きたいとおもうばかりです。しかしそうはいってられないのが現状で如何に節税をし、かつ利益を出す!理想ですがなかなか。。。皆さんのビジネスにお役に立つ情報を引き続き紹介させて頂きますので宜しくお願い致します。さて、今回のテーマである修正された所得税法の改正項目をご紹介いたします。
1雇用者の数が増加した場合の特別税額控除制度の創設・・・適用期間3年間の間に従業員のうち雇用保険の一般被保険者の数を10%以上かつ5人以上(中小企業者等は2人以上)増加させる等の要件を満たす事業主について、増加一人当たり20万円の税額控除ができます。なお、青色申告で当期及び前期において事業主の都合による離職者がいないことと支払い給与額が前事業年度より一定割合増加していること等も要件です。
2年金所得者の申告不要制度の創設・・・年金収入400万円以下でかつ、年金以外の所得が20万円以下のものについて、申告不要を選択できる制度の創設
3期限切れ租税特別処置の延長等・・・(1)住宅用家屋の所有権の保存登記等に対する登録免許税の税率の軽減処置の適用期限が平成25年3月31日まで2年延長されました。(2)中小法人に対する税率の軽減(本則22%から特例18%)が平成24年3月31日まで1年延長されました。
4消費税の見直し・・・(1)事業者免税点制度の見直し(2)仕入税額控除制度の95%ルールの見直し