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コラム
マンションオーナ様へ 資産計上の要否(LEDへの取替え費用は...)
昨今、省エネ対策そして震災から原発廃止への動き、電力への関心が強くなってきている中でLED照明への関心とオーナー様からの問い合わせが増えてきております。LED照明へのかえることで取替えの手間や節電の効果があることはご存知の通り、消費電力が6分の1から8分の1になるといったような大きな効果があります。ただ、取替えに係るコストは蛍光灯等に比べると数倍の費用がかかるのでなかなか思い切ったことは出来ないのが原状です。それでは、取替えた場合の費用はどのような処理をできるのか。今回はその損金処理の方法をご紹介させていただきます。
LEDランプに替える事で、節電になり、取替え手間がなくなるといったように固定資産の価値を高めその費用は建物付属設備に対する資本的支出ではないかというご意見もあるかと思いますが、実際には、LEDとはいえ、照明設備の効用を発揮するための一部品であり、その一部品の性能が高まったというだけで、資産価値があがったとは言い切れません。よってこの費用は修繕費として損金処理が可能です。ただし、取替えに伴って、照明設備そのものについての工事(電気系統に改良を加えるような大きな工事等)を行った場合にはその工事費用部分が資本的支出となる場合もありますので、注意が必要です。