Column
コラム
キャッシュフロー経営の理想的な形をめざそう!
経営者は自己資金で賄うB/Sがキャッシュフロー経営の理想的な形ですが、なかなか難しいものですね。しかしこれに近い経営そして全額自己資金で賄われているB/Sにする為に経営者として以下の内容に注意ましょう。
運転資金と固定資産の両方がある会社で説明致します。
①固定資産の一部と運転資金が借入金で賄われている場合
固定資産の取得に充てた長期借入金については、減価償却費≧借入金の元本返済になっているかをチェック下さい。
運転資金も借入金で調達しておりますので、借入金の返済総額では、減価償却費<借入金の元本返済の関係になっているかと思いますが、この場合は、借入金返済総額が償却前利益に近づかないように注意が必要です。
そして自己資金を増やして借入金を返済しましょう!
次に危険な状態のB/Sです。
固定資産の取得を自己資本、長期借入金の合計額では賄えず、短期借入金まで使っているケースです。しかも短期借入金の負担が高まり、運転資金の全額を短期借入金で賄う形になっています。そうなるとたいへん厳しいものになりますので、ご注意ください。