Column
コラム
住宅ローンの借り換え (総返済額を抑えるための借り換え)
借り換えの目的のなかで、総返済額を抑えたいという場合には、
今、借入をしているローンと同じリスクのローンか、
もしくは、リスクの小さいローンと比較する必要があります。
例えば、全期間固定金利型→全期間固定金利型、変動金利型→変動金利型、
固定金利期間選択型→同じ時期に固定期間が終了する固定金利期間選択型への見直しなどです。
総返済額を抑えるための借り換えを例をあげてご紹介致します。
固定金利型→固定金利型
融資額:2,000万円 返済残期間:20年 全期間固定金利:3.5%
毎月の返済額:115,991円 総返済額:2784万円
↓
これを全期間固定金利型で金利が低いものへ借り換え
全期間固定金利:3% 借り換えの諸費用:50万円とする。
毎月の返済額:110,919円 総返済額+諸費用:2712万円
固定金利期間選択型→固定金利期間終了時期が同じ固定金利期間選択型
融資額:2000万円 返済残期間:20年 10年固定金利:2.8%
固定期間終了まであと3年 固定金利期間終了後の金利優遇:-0.4%
毎月返済額:108,927円
3年後店頭金利が4.5%になれば適用金利は4.1%になれば、
毎月の返済額:120,387円
3年後以降、店頭金利が4.5%だった場合の総返済額:2848万円 ↓
同じ時期に固定金利期間が終了するものへの借り換え
3年固定金利 当初3年間:2.4% 固定金利期間終了後の金利優遇:-0.7%
借り換えの諸費用:50万円
毎月の返済額:105,009円 3年後店頭金利が4.5%になると適用金利は3.8%
毎月の返済額:117,092円
3年後以降、店頭金利が4.5%だった場合の総返済額:2817万円となる。
借り換えに際しては、当初のローン借入れと同様に、保証料、事務手数料、印紙代、登記費用などがかかるので
その諸費用も考慮した上で検証が必要です。