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シュミレーションで分かる住宅取得資金贈与
贈与税、通常であれば高い税率が課せられるものですが、住宅取得資金の贈与となると少し話がかわります。
それは、一定の条件がありますが(以下の財務省のHPから御確認下さい。)、非課税枠の範囲ではたいへん有利なものです。平成24年については、父母、祖父母から住宅取得資金の贈与を受ける場合、一般住宅の場合は、1000万円までの贈与、省エネルギー性、耐震性を備えた住宅の場合は1500万円までの贈与が非課税枠となります。
かりに、1000万円の贈与を受けた場合、通常の贈与であれば、贈与税は231万円ですが、
平成24年に父母や祖父母から住宅取得資金として1000万円の贈与を受けると、贈与税は0円です。
この住宅取得資金の贈与を利用して住宅を取得した場合のシュミレーションをしてみましょう!
この制度を使う事で、頭金が多く準備でき、購入がしやすくなります。
例えば、5000万円の住宅を購入し、頭金500万円、住宅ローン4500万円とします。
返済期間:35年 金利:2.5%(元利均等・ボーナス返済無し)
この場合、毎月の返済額:16.1万円 返済額:6757万円 総額:7257万円(頭金含む)
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例えば、省エネルギー性、耐震性を備えた住宅で、親から1500万円の贈与を受け、手持ちの頭金と合わせて
2000万円として、住宅ローンを3000万円とします。
返済期間:35年 金利:2.5%(同上)
この場合、毎月の返済額:10.8万円 返済額4505万円 総額6505万円(頭金含む)
これによって752万円の差額がうまれます。
財務省HP
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/property/156.htm