Column
コラム
杭を残して悔いを残さず
土地の相続対策で大切な要点はいくつかありますが、意外と見落としがちなのが「測量」です。
筆界確認ができてあり、法務局保管の登記簿や測量図と相違がなければ問題ないのですが、
そうでない場合は日数も数か月、それも順調にいってであり、隣地との関係如何によればさらに長い時間を
費やすことにもなりかねません。なぜ、長くかかるといけないかと言いますと、
相続税の申告期限が、被相続人の死亡を知った日から10か月となっているからです。
それに、土地の正確な測量が確定していないと、分筆や物納ができないほか、土地の売却にも支障をきたします。
それに、生前に測量しておくと、売却時に測量費は費用として計上でき、譲渡益にかかる所得税を圧縮できます。