Column
コラム
知らないと大損に...暗きょ(蓋)が節税への架け橋
このトピックを説明させていただく前に暗きょについてご紹介します。
暗渠(あんきょ)とは地下に埋設された、あるいは地表にあっても蓋(ふた)をした導水路。
排水,下水,用水などに利用されるものです。
つまり道路と家をつなぐ橋をイメージくださいね。
さて、本題にはいります。
土地というのは接道条件によって価値が変わります。
そして道路との間に水路が介在し、暗きょ(蓋)を設けなければ通行できない土地は、
評価減が可能なのです。
相続税などの評価を出すときは道路との間口が大きな査定の対象になります。
その間口が狭いほど土地の利用方法が限定されるため、道路と地続きの土地に比べて評価減が認められます。
ひとつ例をあげます。
土地面積500㎡
奥行き20m
暗きょの為、間口は2mとします。
ここで計算式が出るのですが、
道路の路線価10万円×間口狭小補正率0.90(4m未満の間口の場合)×
奥行き長大補正率0.90(奥行き÷間口)×500㎡=4050万円
それでは暗きょを考慮しないとどうなるのでしょうか。
道路の路線価10万円×500㎡=5000万円
もうお分かりでしょうか!5000万円-4050万円=950万円
評価額の差は950万円です。
もし、このtopicをご覧になっていただき支払過ぎの相続税等がある場合は還付請求期間内であれば取り戻しも
可能ですので専門の先生に相談して健全な納税を!!