Column
コラム
資本的支出となる基準とは
前回のtopicの最後に資本的支出にふれました。
今回は資本的支出となる基準はどのようなものかご紹介致します。
Q 資本的支出の基準
A 建物や付属設備についての修理や改良などを行った場合に
①その使用可能期間を延長させる部分 ②その資産の価額を増加させる部分
に対応する金額が、資本的支出の金額になるとされています。
①その使用可能期間を延長させる部分とありますが、これは一定の耐用年数内での
設備の修理をした場合は耐用年数(使用可能期間)を延長させた場合でないので、
その金額がいくら高額であっても修繕費となります。
①その使用期間を延長させる工事とはどのようなものかといいますと、代表的なものと言えば
耐震補強工事が建物の使用関期間の延長と考えられます。
つぎに②その資産の価額を増加させる部分ですが、これはどのようなものが該当するかですが、
1、建物の避難階段の取付等、物理的に付加した部分に係る金額
2、用途変更の為の模様替え、改造又は改装等に直接要した金額などは資本的支出に該当します。