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20年間の買い取り保証は安心な投資!?
相続対策やサブ収入として不動産投資、賃貸住宅経営をする人が多いのはご周知の通りです。
ただ、リスクも多いことはすでに経営されている方はお分かりだと思います。
そこで、リスク分散として今ブームになっているのが、野立ての太陽光発電です。
この野立ての太陽光発電は賃貸住宅経営と比較するとどんなメリットがあるんでしょうか。
ちょっと比較してご紹介します。
①空室や賃料の下落リスク、滞納リスクがなく、一定期間決まった収入が見込めます。
②入居者トラブルがない(クレーム、孤独死など)
③賃貸住宅と異なり、交通利便性など立地は問わない。
④信販会社のソーラーローンを利用すれば、借入の信用力に関わらず、
無担保で融資が受けれる。
⑤減価償却の絶対額が大きい
⑥保険料の負担が軽減されている。など
①と②は記載の通りですし、③は安くて日当たりのよい土地であれば、利回りもよく、
固定資産税も安くなるので必然的にキャッシュフローが良くなります。
④は極端に言えば、フリーターでも投資可能です。
⑤ですが、定率法でも定額法でも選択可能で17年償却、もしくはグリーン投資減税を活用すれば
初年度で100%一括償却も可能です。これは対象者と制限がありますので、
経済産業省の資源エネルギー庁のHPを参照ください。
それではテーマとおり20年間の買い取り保証は安心な投資!なのでしょうか。
たしかに20年間電力会社が買い取ることを国が義務つけているので賃貸住宅経営よりは安定していると思われます。
ここで注意ですが、「再生エネルギー固定価格買い取り制度」いわゆる買い取り価格は、
初年度の42円/KWHから平成25年度は37.8円/KWH、
そして平成26年度はさらに下がる34円/KWH?になると見込まれています。
デメリットとは言えませんが、このような設備を付けるにはかなりのメンテナンスが必要となります。
日常の目視点検、太陽光モジュールの汚染除去、鳥獣被害確認、電圧等のチェックなどなどがあるので、
販売業者や管理会社の選定にはじっくり時間をかけるべきです。
なんにしても、簡単に儲かるなんて収益事業はないのです。