FAQ 賃貸管理トラブル集

定期借家契約の再契約における業務の省略化は...

定期借家契約の再契約をする場合、改めて、事前説明、重要事項説明及び契約の締結をする必要はあるところ、この手続きを省略に近い形で簡略化することは認められるか。

現行の法制度では認めてないが

現行の法制度を前提とすると、当該手続きを省略に近い形で簡略化することは認めてない。ただし、重要事項説明の趣旨等からすれば、すでに内容を十分に把握している借主に、新規の場合と同等の対応をしなければならないとするのも形式論にすぎると考える。借主側の意向を十分に踏まえて、一定程度の簡略化することは、実質的に違法とはいえないのではないか。

賃貸部分と建物全体の登記に差異が生じた場合の説明義務は...

登記は2階建てとなっている建物の2階部分を賃貸。ただし、その後増改築されて4階建てとなっている。この場合、登記の状況を説明するだけで媒介としての説明義務を果たしているといえるのか。

趣旨としては

登記事項を説明するのは、所有者の特定(賃貸権限の有無の確認)と第三者が取得した場合の権利関係の明確化がその趣旨である。したがって、登記がある部分につき賃借する場合には、登記の状況を説明すれば足りると考える。ただし、登記と現況が異なること、したがって、3階以上の利用による一定の制約や有無や、場合によっては違法建築とされて行政庁から対応が求められていることがあることも、あわせて説明しておくべきである。